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Densely packed decimal (DPD)は、10進数を2進にエンコードする効率的な手法である。 二進化十進数として知られる伝統的な手法は、10進数の1桁をエンコードするのに4ビットを用いるため、4ビットで表現可能な16個の状態の内10個のみしか使っておらず、無駄が多い。DPDは3桁を10ビットに押し込めるためより効率的であり、またこの圧縮にかかるハードウェアのコストはわずか2、3ゲートの遅延のみである〔 *〕。 DPDはを洗練させたものである。圧縮率と速度の利点はそのままに、加えて特徴的なビットの配置により以下の利点がある。 * 1桁や2桁からの変換も同じ符号化方式のサブセットで可能(それぞれ4ビットと7ビット)。これはすなわち3の倍数桁でない任意の桁数の10進数を効率的に符号化できるということである。 * 上で述べたサブセットの符号化は単純に下位ビットを取り出すだけである。逆に言えば符号化された値の上位に0を埋めるだけで標準的な10ビットの符号に変換できる。 * 7ビットの二進化十進数(0-79)はDPDでも同一のビットパターンになる。これは頻出する小さな値の変換を簡単にする。(これは80で破綻する。なぜなら上記の性質のために2桁の10進数は7ビットに収める必要があるためである) * 各桁の最下位ビットは無変換で常に同一の位置へコピーされ、他のビットへの影響もない。つまりこの符号化は3桁の5進数から7桁の2進数への変換と解釈できる。 * 各桁の最上位ビット以外は、無変換でコピーされるか、消える。このため複雑な演算は必要ない。 == 歴史 == 1971年、Tien Chi ChenとDr. Irving T. Hoが現在Chen-Ho符号化として知られる手法を考案した。これは3桁の10進数を10ビットに無劣化でパックする接頭符号表現であり、わずか2、3ゲートのハードウェア遅延でBCDとの間の変換が可能であった。DPDはこれを洗練させたものであり、Mike Cowlishawにより考案された。DPDは10進浮動小数点規格のIEEE 754-2008に取り入れられた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Densely packed decimal」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Densely packed decimal 」があります。 スポンサード リンク
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